■太極拳の歴史
太極拳のルーツは、気功と同じように、古代の人達が動物の動く様子を真似し 腹式呼吸と合わせて 自らの健康を守る養生法であった。紀元前4世紀ごろの老子の著書の中に体を屈伸させたり、うつむいたり、あおむいたり、腹式呼吸に合わせて腕や手を動かす養生法が記されている。 現在行われている太極拳は、清朝初期(17世紀中頃)、臨戦の訓練法としての拳法、不老長寿の仙人が若さを保つため行ったと言われている呼吸と動作が結合する養生法
(上記の動作もそれに含まれる) とが結び付いたものである。武術を習得する時、心身を統一するために、意識と呼吸と動作を結合させたのである。
■太極拳とは
陰陽説によれば、太極とは地球誕生時の万物発生の激しいエネルギーのことである。
太極拳の中に[動が極まって静となり、静が極まって動となり、動中静あり、静中動ありと無限に変化する陰陽の中に生成と発展があり、はてしない循環の中に、調和と統一が保たれてる]という思想がいかされている。
<陰陽説>
天地が未だ別れずに混沌とした状態から <陽>の気が上昇して天となり、<陰>の気が下降して地になった。陰 陽は相反するものであるが、根が同じであるが故互いに行き来し、また交感:交合するものである。
■太極拳の動き
色々あるが,少し紹介します。
*馬の背に乗っている感じで、すなわちがに股のような姿勢で、右手は天井を支えるように、 左手は膝に.。 左右交互に行う *ウエストに両手を引かれる感じでおしりを回す。 *膝を前に出し、腹式呼吸をしながら両手で大木を抱きかかえるようにする。
*右脚45度の角度にかがとから下ろし、体は90度回転さす。両手は鳥のように羽ばたく。 これらの動作は深呼吸の速さに合わせてゆっくりゆっくり行う。 *左右交互に動かす。
*絶え間なく動かし四肢が別々の動きをしながら一つの動作を作りあげて武術
としては、攻 撃と防御を同時に行うのである。 *全動作は中腰で行い、片足に重心をかけながら進めていく。 *すべての動きが柔和である。
■太極拳の効用
大体気功と同じ効用がある。
*太極拳独特の自然呼吸で全身を動かせば、心臓の鼓動がゆっくりと力強くなり、新陳代謝 が活発化して、若返る。 *上体を地面に対して垂直に保つため、姿勢が良くなる。 *中腰で動作を続けるため、足の筋肉が鍛えられ、捻挫したり、転倒しにくくなる。
原稿担当者・よしえ
■太極拳とパーキンソン病との関連
外国のMLの中にP病のバランス保持の機能訓練に太極拳がよいと言う記事がありました。あのゆっくりしたなめらかな動きが骨や関節に程良い刺激を与え、P病患者の運動機能を高めるのに効果があるということです。 さらに太極拳はストレスを減らし、筋肉をリラックスさせるのでTremor(ふるえ、振戦)にも特に効果があるといっています。大腿、腰を強くし、関節の動きを良くし、良い姿勢を保つようにする点から、転倒を防ぐのにも有用であると。
(原稿担当者・よしこ) |