ふぇった日記

【2004年04月20日 ジャダーの原因を探る(フロントローターの交換)】

 2004年04月04日は鈴鹿サーキット(西コース)の走行会でしたが、4〜5周走るとブレーキング中に激しいジャダーが発生するようになってしまいました。パドックに戻って少し休むとジャダーはなくなるので、恐らくはローターかパッドに僅かなクラックが発生しているのかもしれません。熱膨張でクラックの状況が変化して症状化するような印象。いずれにしても一般走行ではどんなに頑張ってブレーキングしても全く症状が出ないので、次回のサーキット走行(idlers TRAD MAKES2 Cup 2004/05/08)までになんらかの対策をしておくことが急務です。

 ちなみに、ブレーキパッドはサーキットでの信頼性が高い純正が入っていました。しかもまだ比較的新しい。ローターは、4年くらいノントラブルではあったものの「クラック入るよ」な〜んて噂も皆無ではないTAROXのスリット入り(でも僕は気に入っていました)。手元に状態の良い純正ローターがあることも手伝って、今回はパッドではなくローターを元に戻してトラブルシュートすることにしました。同時にパッドを換えてしまっては原因が解らなくなってしまうので、パッドは敢えてそのままにします。

 ローターの交換作業は3度やったことがあります(爆)。1度目はフェッタの純正ローターをTAROXに換えた日(2000/09/20)、2度目が今回、3度目が75の初期化で2004/10/27のことです。しかも4度目の予定ももうすぐだったりします(^^;。


 まずはジャッキアップしてタイヤとブレーキパッドを外します。フェッタの場合はハブを抜かないとローターが交換できません。ハブキャップをこじって外します。ローターを回しながら、タガネで軽〜く叩いていけば簡単です。キャップは再使用するので変形させないで下さい。  
 フェッタのハブナットの回り止めは割ピンになっています。このときは新品を用意しましたが、綺麗に外せばこれも再使用することができます。ラジオペンチなどで丁寧に曲げを戻して、引き抜くだけ。
 ハブナット(24mm)は指で回るくらいのトルクでしか締められていません。恐らく工具なしでも取ることができると思います。この締め具合を憶えておいて下さい。
 ハブとローターは2本のネジで留められています。固かったりすることもあるので、インパクトドライバーなどを使うと簡単です。写真ではハブナットを取った後に叩いていますがこれは撮影用(^^;。もちろんハブナットをかけたままの方が弛みやすいはずです。
 ハブはベアリングと一体でディスクから抜きます。ベアリングだけを抜いてしまうと、玉がたくさん出てきたりして作業が繁雑になり、埃やゴミにも気をつける必要が出てくるので絶対にバラバラにしないようにして抜いて下さい。
 ハブがなかなか抜けないときは、ハブの周囲を銅ハンマーで叩いて振動を与えます。なお、鉄のハンマーはハブが痛むので使用禁止です。
※どうしても抜けないときは75TSの例を参照(頁末)。
 ハブが抜ければ、キャリパを外さなくてもローターを抜くことができます。
 次に、古いローターからスタッドボルトを抜いて、新しいディスクに移植します。写真の様にボルトの先端を痛めないように、プラハンなどで叩きますが、プラハンだとハンマーが壊れてしまうこともあります。銅ハンマーを使うのが理想的です。
 これは裏技。ホイールナットをつけた上から一般的な鉄のハンマーで叩けば銅ハンマーがなくても比較的容易にスタッドを抜くことができます。もちろんネジ山も痛みません。
 こちらは新しい方のディスクにスタッドを打ち込むときの裏技。左右のディスクを交換するのであれば、必ず「これからスタッドを打つディスク」の他に「スタッドの抜けているディスク」が2枚あるはずです。それらを写真の様に重ねてスタッドを打てば、特殊な作業台が一切なくても大丈夫です。ディスク面を傷つけないように注意して作業して下さい。
 新しいローターとハブをシャフトに差し込んで、ハブナットを締めます。ローターとハブはバラバラにした状態で組み込まないと入りません。
 工具を使って締めて、その状態でローターを手で回転させてベアリングを馴染ませます。尚、このまま走行しては絶対にダメ。明らかに締めすぎですのでベアリングが焼き付いたりします。
 ハブナットを一度緩めて、再度「指で締められる限界」まで締めます。そこから割ピンが通せる最も近い位置までナットを戻して、割ピンを通せばOKです。ハブナットは僕らが予想する以上に緩〜く締められているのでした。
 ちなみにヘインズのマニュアル(P200)では、「20〜25Nmのトルクで締めてから一度緩め、6〜10Nmのトルクで締める」となっています。
 写真左が使用済みの割ピン、右側が新品です。綺麗に抜けば再使用は可能(写真のはたぶん使えます)ですが、何度も脱着を繰り返すと走行中に折れてしまうことも考えられるので、できるだけ新品を使う方が良いと思います。
 割ピンまで装着した状態。あとはハブキャップをプラハンで叩き込んで、ブレーキパッドとタイヤをつければ作業終了。
 サーキットで試走してみましたが、やっぱりジャダーが発生しました(^^;。どうやら原因はパッドの様です。パッドを新品に交換して再度筑波サーキットへ。ジャダーの収束を確認し、今回のトラブルシュートは完了です。もう一度TAROXに戻そうかな(バカ)。

【2000年09月20日 タロックスFローターの取付け】

 ここからは、初めてローター交換したときの写真です。まだフェッタも茶色だった頃。オーナーもフェッタ初心者の頃(爆)。静岡の工場のリフトをお借りして(知恵も工具もお借りして)、作業中。
 既にパッドとハブとローターが外されています。
 銅ハンマーでスタッドボルトを抜いています。工具が良いと効率が全く違う。表面を痛めずに効率の良い打撃が伝わります。
 タロックスローターにスタッドボルトを装着して、シャフトにかけた状態。この上からハブを差し込んでナットを締めます。
 ただ、アホだった僕はハブのベアリングまでバラバラにしてしまったので、床にばらまいたり、探したり、埃を綺麗に掃除したり・・・と大変な遠回りをしています(爆、写真なし)。
 ようやくハブナットとピンが収まり作業終了。まだ黎明期だったヤフオクで手に入れた中古ローターなので使用感があります。
 このとき同時に手に入れたリア用のディスクは「75用」だったため使えませんでした。4年後に買う75に装着されるとは予想もしなかったなぁ(汗)。


【2004年10月27日 フロントローターの良品への交換(75TS)】

 ブレーキが変なタッチ(微妙に効いている長〜いペダルストロークの後、奥で正常に効き出すような変な感じ)だったので点検してみると、フロントディスクが異常摩耗していました。大きく張り出したディスクのミミがパッドに当たって初期のタッチを曖昧にしていたのです。早速、研磨済みの中古ディスクを手に入れて交換することにしました。

 フェッタとの大きな違いは「75は割ピンを使っていない」ってこと。写真の様にハブナットの一部を叩きつぶすことで回り留めになっています。ハブ分解時には新品ナットを準備するのが理想ですが、数回なら再使用ができます。
 緩めるときは工具でそのまま緩めればOK。締めるときはフェッタと同じ様に手で締めてから、叩き潰す位置を若干ずらしてハンマーで叩きます(再使用をする場合)。
※ナックルのアクスルに割ピンを差し込める穴があいている75も希にあるそうです。
 流石に3回目なので、「余裕でしょ」なんて思っていたら落とし穴が・・・。固着が酷くてディスクからハブが抜けません。仕方ないので、フロントキャリパを外してハブとディスクを一体で抜きました。
 本来であれば、写真のドライバーの先端あたりで縁が切れて抜ける筈なんです。
 古いディスクは使い物にならない状態だったので、こんな風にプーラーを使ったり(矢印部分に古いパッドを置いています。お薦めしません。)いろいろチャレンジしましたが結局抜けず。工具屋さんに銅ハンマーを買いに走りました。
 銅ハンマーでハブの縁部分を叩いて振動を与えていくと、酷い固着状態でもなんとか外すことができました。


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