´99.11.11(木)
高学年部会報告
研究主題
『児童相互が認め合う心の育成』
副題
『互いの考えを大切にする子を育てる』
子ども同士の話し合い、教え合いなどのコミュニケ−ションを大切にさせ、互いの考えの共通点や
違いを認識させる。そうさせながら自分の考えを持たせ、互いに認め合うことで、お互いの考えを大
切にする子を育てたいと考えた。
人間関係を重要視し、何でも言いあえる雰囲気づくり、温かい人間関係づくり、互いの良さに気付
くことを目指す。また、互いの意見を言い合い、聞き合いながら、自分の考えがより一層高まること
も期待した。
副題に対する取り組み
@教え合い・学び合いの設定
A相談カ−ド・励ましカ−ドの活用
*友だちの良さを知る場面
Bグル−プで話し合う場面を意識的に設定(各教科の学習や行事の取り組みを通して)
<研究経過>
4月
oテ−マに迫るために行事・授業・学活・遊びの中で取り組めるものを何かと話し合う。昨年度
実施の「相談カ−ド」を実施し活用することも確認した。
※「相談カ−ド」を活用して(4月,6月実施)、児童の悩みや問題を早期に発見し、解決を図り
たいと考えた。
5月
oテ−マに迫るために何を実践していくか意見を出し合った。
−出し合った内容−
・音楽では、個人での練習だけでなくグル−プでの活動を多くして、お互いの音の良い所
を見つけ合い、学習に生かしていく。
・考えを大切にするために、国語科を中心に「聞く話す」をする。
・二人組から始め、グル−プの中で自分の気持ちや考えを出し合う場面を設定し、協力し
て取り組ませる。(家庭科の調理実習、係・当番活動等)
・意見の交換の場を多くつくる。考えを書くノ−トを各自持たせ書かせる。
・授業の中で討論形式(口答、作文等で)を取り入れ、誰がどんなふうに考えているかを
知り合う。もめごと等にも、これを取り入れる。
・教え合う場面を意識的に取り入れる。(国、算、体、理等で)
・人との関わりを育てるために、道徳や特活や学活を充実させる。まず、自分の意見や考
えを持つことに力を入れさせる。
o分科会の副題を『学校生活の中での相互理解』と仮決定する。
o学校全体で取り組む「めざす子ども像」の話し合いをした。
6月
o分科会の副題を、どんな子を育てるかという点から見直し、『互いの考えを大切にする子を育て
る』と決める。
o6/25高野先生の講演『お互いを認めるこころ−発達的視点から−』を聞き、他者を認めるた
めには、自分自身が授業や学校生活の中で、「一人の人間」として認められ、尊重されている
という実感が必要であることを再確認した。
o「意見交換の場面」を高学年部会の共通内容として、研究を進めることとした。
7月・8月
o「討論の授業」について、資料をもとに学習した。
・討論の授業でつけたい力
・子ども同士の関わり方
・教師の関わり方
・各教科の中で実践できるペア・グル−プ学習、教え合い、意見交流
o研究の予算で購入した4冊を読み合う。
o5年が部会発表をすることになった。
9月
o5年の指導案についての検討。−「学芸会の練習」が題材−
『魔法を捨てたマジョリン』の劇づくりを見てもらう予定。
10月
o「学芸会の意識調査アンケ−ト」項目の検討。
o今井学級でやる部内事前授業の指導素案を検討。
o高学年副題『互いの考えを大切にする子を育てる』ための手立ての検討。
・「励ましカ−ド」の活用を計画
11月
o11/4 (木)部内授業『火』(劇指導)6−2今井学級
o11/11(木)授業発表『魔法を捨てたマジョリン』(5年)
12月・1月
o部内授業(6−1小野学級、音楽:下先生)の予定
<子どもの変容>
o遠足の時、「仲良しの班、男子だけ・女子だけの班ではどうだろうか」という先生の話に子ども達
は応えた。山中は、1、2組の枠をくずしての班づくりができた。
o教え合いながら学習することができる。教えてもらって分かり、喜ぶ姿を見ることがある。
o友達の良いところをみつけることにより、温かい人間関係をいくらか生み出せたし、子どもの自信
にもなった。
o協力性は割合とある状態である。
o男女の仲はよい。
<課題>
o聞く力、発言力がある子はまだ少ない。
o意見は出すものの、討論まで深まることはあまりない。
o塾通いで手いっぱいの子が何人かいて、学級で取り組むものがある時、あまり熱心でないどころ
か雰囲気を壊すことがある。