物置きのような小さな建物は別として、住宅程度以上規模の建物を造る場合は、必ず建築士による設計と工事監理が義務付けられています。設計とは、事前にどのような建物を造るか図面を描いて検討することです。工事監理とは、その図面のとおりの建物が造られているかを確認することです。
つまり、設計図面が正しく描かれていれば、欠陥住宅や不良工事はあり得ない筈です。しかし、実際は施工者が設計者と同一であったり、御抱え建築士であったりするため、正しい図面も描かれないし、正しい工事監理もされていません。
では、どうすれば良いのか。それは、施工者と別の立場の設計者を使えば良いのです。設計者と施工者を別々に設定すれば良いのです。
日本では昔から大工さんに依頼すれば、図面などなしに家を造ってくれました。しかし、これは近所に住むなじみの大工さんの場合であった筈です。現在のような社会構造や業界構造となってしまった現在では、このような発注形態は非常に危険です。
家は日常の生活を送る大切な場所です。また、非常に高価なものです。間違えを起こすと取り返しのつかない事になります。第三者としての設計者(建築設計事務所=建築士)を使うべきと思います。
建築士の仕事は家を新築する時だけではありません。増築、改築、模様替えやメンテナンスなど建築に関係する事であれば、その知識は非常に役に立つ事と思います。くわしくは「コンサルティング」のページを参照してください。
掛り付けの町医者のような立場の家の相談役として、建築士を使用する事をお勧めします。これからの世の中では、スクラップ&ビルドではなく、良い物を長く使う時代です。住宅も建て替えよりも改築やメンテナンスを中心に考えるべきです。そのような時に何でも相談できる建築士がいれば、きっと役に立つと思います。