実践原価企画
-環境経営に対応した理想ライフサイクルコストの追求-




ライターの批評 はじめに 内容紹介 発行所 Amazon.com






   
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はじめにより抜粋
最近の企業経営では、環境問題、環境経営、環境配慮型製品など「環境」が企業の競争優位性を決定するキーワードになっている。そして、日本の社会システムも、循環型社会への移行を法規制として整備しつつある。

循環型社会へ移行するには、企業として大量生産・大量消費・大量廃棄の従来発想から脱皮しなければならない。『環境問題は総論としては賛成であるが、各論としてはコストがアップしやすいので積極的に取組めない』などと考えているようでは、21世紀の企業経営は成り立たないであろう。

環境とコストの矛盾を解決し循環型社会を実現するには、企業として製品の環境負荷を低減し、それを最低のライフサイクルコストで実現する開発・設計・生産技術の仕組みが必要である。製品・工程の環境負荷低減は、製品・工程への入力エネルギーと製品・工程からの出力エネルギーの効率を向上させることで技術的に可能になり、この効率向上策がコスト低減に結びつく。

本書では、これらの活動を組織として展開するためのマネジメントシステムを環境経営時代の原価企画と位置付けてみた。

環境とコストの問題は、企業のすべての方が対象になるが、本書は特に企画、開発・設計、生産技術など生産準備に関係する技術者や管理者、経営者の方々に読んでいただければ幸いである。環境に適合した新規の製品を最低のライフサイクルコストで実現することが、21世紀の発展につながるものと信じている。

内容紹介
第1部では、環境経営時代の原価企画のあるべき姿について述べてある。

第1部 原価企画とは何か
第1章では、社会環境の変化に対応するもの作りのあり方、環境経営のレベルに対応する原価企画の進め方について述べてある。

第1章 社会環境の変化と原価企画の意義
1-1 21世紀の原価企画
1-2 環境問題に対するもの作りの変化と対応策
1-3 環境法規制等によるコスト管理の必要性
1-4 企業の積極的な環境コストへの取組の必要性

第2章では、環境経営時代の原価企画を展開する上での基礎知識について述べてある。

第2章 原価企画の目的と方向性
2-1 総合利益管理のための原価低減活動
2-2 環境問題とQCDを満足させる技術部門のマネジメントツール
2-3 目標原価の設定と達成手法
2-4 目標原価に対する技術部門の達成率の管理
2-5 環境保全コストの増大による事前のコスト把握

第3章では、目標原価設定の具体的手順について述べてある。

第3章 原価企画の手順(1)
3-1 環境コストも考慮した目標売価・利益率を設定する
3-2 現状の実力値を見積原価で設定する
3-3 改善の可能性を余地分析で追求する
3-4 ライフサイクルの目標原価設定に余地分析を用いる
3-5 目標原価を割当てる
3-6 ライフサイクルコストダウンの改善計画書を作成する

第4章では、目標原価を達成するために有効なコストダウン手法について述べてある。

第4章 原価企画の手順(2)
4-1 ライフサイクル設計にコストダウン手法を統合化し適用する
4-2 製品設計にコストダウン手法を統合化し適用する
4-3 生産設計にコストダウン手法を統合化し適用する

第5章では、コストダウン成果の評価と原価企画活動を支援する周辺技術について述べてある。
第5章 原価企画成功の条件
5-1 原価企画活動に必要な原価情報
5-2 図面段階での見積を可能にするCAD見積
5-3 CAD見積システムへのアプローチ
5-4 原価企画の支援方法

第2部は、コストダウンの実践編である。
第2部 原価企画の実践活動
第6章と第7章では、第1部の4章で紹介するコストダウン技術の適用方法を事例により紹介する。
第6章 オフライン設計のコストダウン技術適用事例
6-1 機能に対するシステムの創造
6-2 データ解析の基礎知識
6-3 データ解析の実践
6-4 確認実験と改善案の作成

第7章 オンライン設計のコストダウン技術適用事例
7-1 製品システム設計
7-2 工程システム設計と工程パラメータ設計

第8章では、原価企画活動のITサポートシステムの活用事例を紹介する。
第8章 原価企画業務へのIT(情報技術)活用
8-1 原価企画活動に役立つIT
8-2 製品設計のサポートシステム
8-3 生産設計のサポートシステム



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