製品企画のサポートシステム
(1) 顧客要求から製品コンセプトへの変換
顧客のニーズは、顧客の視点から出た声であり、主観的で、定性的で、非技術的な傾向である。製品を開発するには、顧客要求をより定量的で技術的に変換する必要がある。
この変換をQFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)により実施し、製品性能・品質の確保、環境負荷低減など必要な要求特性や機能を確立する。
■ コンセプトを創造をサポートするデータベース
次のステップは、機能に対するコンセプトの創造である。コンセプトのアイデア出しには、「ブレーンストーミング」による発想法がよく用いられる。この方法は、ブレーン(頭脳)でストーミング(嵐を起こす)という意味であり、既成の概念にとらわれることなく、連鎖反応的に、頭脳に刺激を与えていこうというものである。
ブレーンストーミングでは、自由に発想するために思いつく方法が分からないととアイデアが何も出ないといった状態に陥ってしまうことがある。また、自分の専門領域に関するテーマなどについてはいろいろとアイデアが出そろうが、専門外のテーマについては知識がないので手も足も出ない状況になってしまうこともある。
このような状況を考えると、技術開発領域でブレーンストーミングを成功させるには、リーダーの資質やアイデアを効率的に出すための工夫が必要なのである。「一生懸命考える」という精神論では良いアイデアは期待できない。
ここで必要になるのがTRIZ(発明的問題解決の理論)に代表されるデータベースである。TRIZは必要機能を実現するためのコンセプトを与えてくれる。このコンセプトを肉付けすることで、短期間に機能を満足する機構が定義できる。
図表1は、製品企画段階でのサポートシステムの構築例である。
図表1
(2) コンセプトを評価するパラメータ設計
コンセプトを実現する機構がよいか悪いかの評価をし、それを具体化するのがパラメータ設計(品質工学)である。この段階のパラメータ設計は、コンセプトを肉付けした機構に対して、入力と出力の関係により機能性を評価する。
この段階では、図表2に示すように、技術開発(オフライン設計)で構築した要素技術を用いながら、顧客要求を満足させる製品コンセプトを評価するのである。
図表2
“原価や統計などマネジメントのe-ラーニングです。”
このホームページの作成は小川正樹個人です。
このサイトに含まれる、一部あるいは全ての内容や画像のデータを許可なく無断で転載/複製/配布する事を禁止します。
All graphics and page design, Copyright (c)2002 Masaki Ogawa All Rights Reserved.
For any comments and questions,please E-mail to:masa21ogawa@kjps.net .