小金井の家

東側外観

建蔽率40%、容積率80%と厳しい条件の立地。限度内で要望の広さの部屋を確保し、家族室には吹抜けをという要望があった。そこで、南側で2階レベルよりさらに高い位置に子ども寝室を設定し、それにより家族室の天井を他より1mほど高くすることができた。北側の斜線制限も厳しく、屋根のはじまりのレベルは非常に低く設定している。それらのレベル構成がそのまま表れたのが、この東側の外観。グレーの濃淡を使い分け、立体感のあるデザインに。

玄関

外観のクールさとは趣向を変えて、インテリアはウッディな暖かさで。広さは1坪強とコンパクトだが、ベンチをしつらえ使いやすく。座面を上げると、子どもたちの外遊びの道具入れ。床下も引出しになっており、バットや自転車の空気入れが収納されている。左手のガラススリットは家族室、右手は洗面コーナーにそれぞれつながる。

家族室

手前が居間部分。引越し後ゆったりとしたソファをひとつ置き、あくまでシンプルに。天井の高さは3.2mあり、右手の階段と吹抜けが、2階のコモンスペースや子ども寝室につながる。柱の奥が食堂で、大きなムク板のテーブルが置かれた。1階はほとんどの部分に床暖房を設置したので、床材は熱で伸縮しないコルクタイル張り。目地や方向性を強調しないデザインも特徴のひとつ。

コモンスペース

6帖大のみんなの勉強スペース。以前使っていた食卓をデスクとして使用している。北側に位置するがトップライトを設け、非常に明るい。階段手すりを兼ねた位置と窓下に、十分な量の本棚を設置。子どもたちのランドセルもここに置かれている。正面はたたみの予備室、また、右の階段を上がるとこども寝室。天井はすべて一体につながったデザイン。

予備室

4帖の和室。母の宿泊用であるが、普段は下の子がブロック遊びなども。障子を用い落着いた雰囲気ながら、家全体の軽快なイメージを損なわないようにした。

子ども室

9帖の大きさ。東窓から射す朝陽を受けて目覚める。眠る前に本を読む習慣の子どもたちのために、出窓下を本棚とした。2段ベッド+1台のベッドが置かれる予定。