..... macrobioticのキッカケ



○ 玄米は、最強のバランス食品。


マクロビオティックは、バランスを意識した食事。
バランスとは栄養だけではなく、例えば固いものと柔らかいもの、しょっぱいものと甘いもの。ぎゅっと締まるものと、ふんわりゆるめるもの…陽性と陰性のバランスのこと。

理論篇の「バランスをとろう」で、そのように書きました。
それで、バランスを整える際の強力な味方が「玄米」です。玄米は栄養分も豊富なのですが、食べものの中ではかなり「中庸」に近いのです。
因みに精白されたものは陰性なので、白米は陰性。
白米は味も淡白だし陰性なので、バランス的には自然と味のこってりしたもの、陽性のものが欲しくなります。(塩鮭とか、もー最高ですよね)
玄米は白米に比べて陽性だし、なんだか味もしっかりついているので満足感があって、自然とおかずも植物性のもので十分だと思えます。
主食の選択は他のおかずの方向性まで決めてしまう、とても重要なことなのです。

しかし。
「じゃあ玄米を食べる」、と決めてもぶち当たる問題点があります。
それは、「おいしくない」ということ。
いえ、玄米ってほんとにおいしいんですよ。でも、おいしくないと感じるひともいるのです。そしてそれには、ちゃんと理由があります。

まずは玄米の炊き方。
オススメは、お米を洗ったあとに(とぐ必要はないです)数時間〜一晩吸水させて、それから圧力鍋で炊く方法。もっちりふっくらな玄米に炊き上がります。
「玄米はぱさぱさで美味しくない」と感じる人は、炊き方が間違っているのです。
最近は炊飯器にも、美味しく炊けるものがあるみたいです。
また、あっさりした玄米が好きな人は土鍋などで炊くと食べやすいです。
白米と同じように炊こうとするとおいしくない…ということが多いですが、そもそも栄養素も持っているエネルギーもほとんど「別物」なので、同じように炊こうとすること自体がちょっと間違っているみたい。
玄米には玄米にあった炊き方をしてあげてください。
「めんどくさい」と感じられるかもしれませんが、白米みたいに研がなくてもいいので、わたしはむしろ楽なのでは?と思ってます。

それから、炊き方が良くても「玄米が美味しくない」と感じる人。
玄米は白米に比べて陽性なので、身体の中に陽性がたくさん溜まっている人、体質が陽性に傾いている人は、玄米が美味しくない…と感じることがあります。
つまり、お肉やお魚の量が多く、日常的に食べているひとは玄米がおいしくない。この傾向は特に男の人に多いようです。
というか、現代人のほとんどはこの傾向ですよね。
はじめから「玄米っておいしい」と気に入る人は、女の人が多いみたいです。生野菜や甘いものの摂りすぎて体が冷えている人(陰性に傾いている人)は、身体をあたためる玄米を自然に「おいしい」と感じるのですね。

我が家の場合は、最初はやっぱり玄米は食べにくかったので、白米に玄米を混ぜて炊く…というところから始めました。電気炊飯器です。
慣れてくるに従って少しずつ玄米の割合を多くしていき、そのうち「白米が入ってないほうがおいしいんじゃない?」と家族が感じ始めた頃から、オール玄米にしました。

「玄米っておいしくないかも…」という人は、無理に食べない方がいいです。身体が受け付けない、ということでもあるので。
身体に溜まった不要な陽性が抜けると、自然においしく思えてくるようなので、それまでは分つき米(半分だけ精白したお米)にしたり、白米に雑穀を混ぜて炊いたり…というところから始めるのが一番。
やっぱり、無理なく「ほんとにおいしい」と思える食事がいいですよね。


○ マクロビオティックの標準食


九司道夫先生というマクロビオティックを提唱されている方がいらっしゃいます。
九司先生にが作成された標準食の割合は、次のようなもの。

完全穀類が全体の40-60%(重さでの割合です)、スープ類を5-10%、野菜類を色々な調理法で20-30%、豆類や海草を5-10%。
また発酵食品を調味料や漬物のかたちで少量。(味噌や醤油など)
(KUSHI INSUTITUTE INTERNATIONAL EXTENSION PRYMARY COURSE PART1 より)
図にすると、以下のような感じ。



この他に、オプションとして(なくてもいいもの)
魚介類を少量、週に1〜3回
果物などを少量、週2〜3回…
というのが、標準食のバランスです。

とはいえ、あんまり細かい数字まで気にしないでください。間違っても重さを計って厳格に…という感じでは捉えないでくださいね。大体の感じをつかむために一回くらいはいいかもしれないですけど、毎回計ってると大変ですし。

ポイントは、「主食を半分くらい食べましょう」!ということ。
(ちなみに「完全穀物」とは、精白されていない全粒の穀物、玄米や全粒粉など)
そして次に多いのが野菜。
汁物(味噌汁、スープ)は1〜2回くらい(朝晩の摂取がオススメ)。
豆類や海草も、忘れないように食べましょう…って感じです。

これがスタンダードだから!と固執しすぎず、バランスの摂り方の基本として押さえておくのが良いかと思われます。
実はわたしもあんまり意識していませんが、大体こんな感じで食べています。

「主食が半分くらい」となると、「多くない?」と感じる方もいらっしゃるかも。
特に最近は、「ごはんをたくさん食べると太る」とか、「ごはんよりおかずをしっかり食べる方がいい」と言われたりしますが…
「主食」というくらいだから、ほんとうに「メイン」なのです。主食を多めに摂ると、心も身体も安定感がぐっと違ってきます。この辺は是非体感されてみてください。
栄養素的にも、穀物に含まれるビタミンBは脳にとってとても重要な成分ですし、脳のエネルギー源になるでんぷん質はしっかり取ったほうが、精神状態にもいいです。

わたしは元々ご飯は好きなので、今でも忙しい時なんかは朝から玄米をたっぷり炊いておいて、お腹が空いたときにごま塩や納豆で食べる…というのが3食ともだったりします。主食が90%くらいですね(笑)
それでも別にオッケーなところがマクロビの楽なところですが、あんまり極端なことをしないほうがいいです。出来ればおかずも作ったほうがいいと思います、変な欲求不満になっちゃうと辛いので。