AVI60を使った24、30fps混合ソースの120fps化について

※ここでは24fps化をする意味を十分理解している人を対象としています。

アニメを編集する際、自分の目で24fpsか30fpsかを見極められるようになると (といっても5コマにだぶっている画像を探す程度ですが…)、30fpsのOPと24fpsの本編という混合ソースのパターンだと、 24fpsにするか30fpsにするか迷ったことはありませんか?fpsが違うソースを一つの映像として保存することができないため、 従来ではあきらめて本編の24fpsにあわせてOPやEDはカクカクするのをあきらめるといった処置をとるしかありませんでした。

しかし最近では120fps化という手順を踏むことによって24、30fps混合のソースでも、両方ともスクロールがなめらかになる映像を作成することができるのです。


120fps化とは?

簡単な説明

120fpsにするメリットは24fpsと30fpsの混合ソースをNULLフレームによって、 擬似的にフレームを水増しすることでフレームレートが違うソースを一つにまとめて滑らかな動きを得るものです。

詳細

例えば「オープニング(OP)」「本編」「エンディング(ED)」「次回予告」を含んだアニメ等を編集しようとして、OPとEDが30fpsで本編と次回予告が24fpsだったとしたら、それぞれにあったフレームレート(fps)で編集して結合すればどちも滑らかな動きをしてくれるはずですね? しかし映像ファイルは異なったフレームレートの映像を一つにすることが出来ないという制約があるため、この場合一つにまとめることが出来ません。

その対応として24、30fpsの最小公倍数である120fpsにすれば同じfpsとなり、異なったfpsでも一つの映像としてまとめることが出来ます。ここで勘の良い方は気づくと思いますが、単純に映像ファイルのフレームレートを増やすだけではをダメなのです。なぜかというとfpsが増えるということはその分フレームの数が24fpsでは5倍、30fpsでは4倍に増えるということで、そんなものを実フレームで作っていたら容量は4、5倍に増えてしまうし、再生の時も4、5倍の描画をしなくてはならなく負荷も4、5倍かかります。

ではどうすれば良いのでしょう? 答えは実フレームではなくNULLフレームとして、実際には存在しないけどファイルの情報には120フレームあるとごまかしてしまえばよいのです。NULLフレームは実際には無いのですから容量が増えるのはNULLフレームの場所の情報だけなので微々たるものですし、再生もそれぞれ24fpsでは24fps、30fpsの部分は30fpsで描画されるようなので再生時の負荷も軽いです。

これにより「すべての動きは滑らかに」「容量もほとんど増えなく」「再生も軽いまま」というおいしいとこだらけの動画が完成するのです。

※ただし24fps化に失敗して元の動きが滑らかでないソースでは、120fps化をしても滑らかになるのではないので注意
(120fpsと偽っていますが24fpsとして描画されます。)

っと以上です。
長ったらしい説明を読んでくれた人はご苦労さまです。理解できたでしょうか? 私の国語力が足らなくわかりにくいかもしれませんが、これを理解しないとメリットを生かせないので、がんばって理解してください。

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実際の手順

AVI60のダウンロード

で入手できます。
(タイトルにDivXやxdivとありますが、それ以外のコーデックでも出力できるのでご安心を)

※AVI60はCUI(コマンドラインインターフェース)ですがGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)フロントエンドがついていますので、通常良く目にするWindowsアプリのように扱うことができます。

セットアップ

avi60_07.zipを解凍すると中には

が入っています。 まずはico_txt.pngreadme.txtに目を通しましょう。
(またGUIフロントエンドを使う場合。AVI60.exeとAVI60GUI.exeは同じフォルダに置かなければなりません。)

使い方とその手順

  1. 起動
    AVI60GUIを起動するとこのような画面が現れます。
    起動画面
    (実にシンプル)
  2. 入力ファイルに24fpsのソース、もしくは30fpsのソースを読み込ませます。
  3. 出力ファイル(省略可)はまんまの意味で、出力ファイルの場所を指定します。
    (なにも入力しない場合、入力ソースと同じフォルダに「元のファイル名_指定したfps(60/120).avi」で出力されます。)
  4. インデックスファイル(無指定可)は良くわかりません(;^_^A アセアセ・・・
    (readmeによると[dec60で処理したaviファイル]が絡んでくるようですがdec60って何ですか?状態です。スイマセン…)
    とりあえず空白でよいと思います。
  5. 60fps120fps お好きな方をどうぞ。もうすでにfpsについては説明したのであとは好みです。
  6. 実行(E)」(ALT+E)で出力されます。(時間はソースにもよりますが1分程度) 実行画面
    (出力画面)出力が完了すると「Complate...」と表記がでて終了します。

    ちなみに容量の増加は と24分のソースでだいたい3M大きくなるくらいです。
  7. 以上の手順をソースの分だけ繰り返します。
    さっきの例ではAviUtl、VirtualDub等のソフトで
    と出力したので4回同じ作業をします。

ここまでがAVI60の作業になります。そのあとはお好みの編集ソフトで

  1. 120fps化したソースを一つの映像ファイルとしてつなげます。
    (AviUtlでは、追加読み込み。もしくはAVI操作で連結
    VirtualDubでは、Appeend AVI Segment...などで追加していきます。)
  2. 音声をMUXして完了です。(AVI60は音声を扱えないのでこの時点でMUXするのがベストです。)

※音声はOP、本編、ED、次回予告などに分かれたWAVEファイルをWavezなんかで結合してエンコードしても良 いですが、最初の編集の時点で全部繋がったファイルとしてWAVE出力しておけば、よけいな手間もかからず作業 が楽になります。
またMUXですがNULLフレームも一緒に出力されるので、この部分だけは通常の4倍近く時間がかかるみたいです。(まぁたいした時間ではありませんが…)

以上ですべての説明は終わりです。


その他

このページを作るにあたり
まるも製作所戯言2002年1月28日を参考にいたしました。
またAVI60もここからヒントを得て(Readmeにはパクったと表記してありますが(w )開発されたようです。

また、まもるさんの所で60fps出力つきのm4cのバイナリが戯言2002年8月8日にあるのでMS-MPEG4系を作る人は、こちらをつかう方が楽かもしれません。 m4cってなに?って方はめざせ!あにぺぐ 非公認 小ネタ集を見に行ってください。

※ここで紹介した文章はすでにネットの一部では常識みたいですが、とりあえず自分が初めて使ってみたので解説をしてみました。
まぁ平たく言ってしまえば情報のパクリとも言うか?
それと掲示板とかで、たまに質問してくる人もいるようなので、説明するの面倒だったらここへ誘導してやってください。

また文書は特に調べもせず、自分で理解したまま書いてあるので謝った表記があるかもしれません。まちがった個所がありましたら教えていただけると幸いです。


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作成 2003年1月26日