日曜日, 2月 04, 2007

買い物で地球が良くなるか

ニュースで遺伝子組み換えをしていない大豆がますます手に入らなくなるだろう、という話をやっていた。日本の商社なんかが一生懸命豆腐や納豆向けの大豆をカナダから手に入れようとしているけど、カナダの農家はより儲かる遺伝子組み換え大豆の耕作量を増やすようだ。確かに病害虫に強い遺伝子組み換え大豆なら、農薬も少なくて良いから農家の健康にも良いかもね。バイオディーゼル向けの油という用途も出てきているそうな。日本人が手間暇掛かって収量も少ない非遺伝子組み換え大豆が欲しいなら、その分価格を高くする必要があるって訳だ。

有機農法で作った野菜なんかは金持ちじゃないと口に入らない。支那人の金持ちは自国の野菜や米より、日本産の米や野菜を高い金を払っても買いたいそうだ。先に米の支那向け輸出が再開される話ってのも、金持ち支那人の圧力のたまものだろう。美味しんぼが説くような有機農法は、明らかに雁屋哲のような金持ちじゃないと恩恵を被られないだろう。

さて山形浩生が訳したThe Economistの記事である。有機農法、フェアトレード、地産地消、いずれも地球にとって倫理的ではないとの指摘である。なんとなくこれらのキーワードが良いことのように感じてる人は多いだろう。まさにそれこそがマーケティング戦略に絡め取られているって事だ。知性の怠惰さは、鼻持ちならない選民意識にも繋がるって事を良く考える必要がある。「美味しんぼ」がそうであるように。