白川静と印鑑
もう旧聞になってしまったが、10月30日に白川静が亡くなった。享年96歳である。私が白川の著作を初めて読んだのは中公新書の「漢字百話」だったと思う。もう20年ぐらい前のことだ。その後「孔子伝」を読んだ。平凡社のムックも買っている。70過ぎてから代表的著作を書いた人だ。中国人より漢字に詳しい人で、苦学して勉強し立命館大学で教鞭を執っていた。学生運動盛んな時期にあくまで学問優先で左翼学生達と対峙した人である。そしてその論はとても面白い。あまりにも我々の常識と違ったことを述べるので異端かと思うが、漢字成立時期の人間の精神に触れることを最優先しており、そう考えると腑に落ちるのである。例えば京都の「京」の字は恐るべき字であるという。これは城塞都市の門に異民族の干し首を飾る意であるという。これは異民族への警告であり、また呪術的な異民族よけであるという。京の口の字は首なのである。
たまたま来年のカレンダーに「白川静漢字カレンダー」を選び購入したのだった。何かの因縁である。知性に忠実であれば異端に映ることもある。その際おかしいのは知性なのか、常識という惰眠を貪る精神なのか。白川静が研究していたのは甲骨文・金文である。そこから作られたのが篆書である。篆書はさらに簡略化され隷書となった。楷書はその隷書から作られた。篆書はまだ象形文字の色彩を色濃く残している。漢字カレンダーを見るとその面白さに魅入られる。篆書は今でも印鑑に良く使われる字体である。せめて古代の文字の成立に思いを馳せて、小篆で印鑑を作るのも良いかもしれない。マンモスで作ることはないだろうけど。
鮎焼きとか紅葉とか田庄の海苔とか

ここ何日かの身辺雑記など。
木曜日の休みには
多摩川台公園をぶらぶら。紅葉を目当てに行ったのだが、椛はまだ色づき始めたぐらいで緑色のままだった。でも桜はもうかなり落葉している。12月に入ってからが見頃だろうか。多摩川駅のそばでは鮎焼きを売っていた。鯛焼きというよりは人形焼きに近いものだ。焼きたての熱々を頬張ると口の中を火傷しそうだけど(した人がそばにいた)、香ばしくて美味しい。公園の四阿にはホルスタインみたいな柄のネコが毛繕いをしていた。
昨日は
東京港野鳥公園に行ってきた。天気が非常に良かったのだが、鳥の方は今ひとつ。ヒヨドリばかりであります。メジロの声が聞こえたり、年中いるカワウとかサギたち。カモやバンがやってきてるのだけど、鴫や千鳥がたくさんいたときからすると寂しいなあ。ヒヨドリの首を絞められたような声が何とも。渋谷に行って
Herzで嫁のカードケースと前に買ったトートバッグに付けるネームタグが出来たので取りに行った。
Herzも繁盛してるなあ。今注文すると1月終わりの出来上がりだそうな。俺もついでに定期入れと印鑑入れを買う。それから
白山眼鏡店に行って嫁のメガネの調整。だいぶ緩かったようだ。やれやれ。渋谷の東急プラザですしネタを買って帰る。ホタテとマグロの赤身とカレイの縁側。田庄の海苔が届いたので手巻き寿司にしようという魂胆。本マグロの赤身は最近のお気に入り。トロより美味いよ、これ。江戸の人の気持ちが分かる。スペインで養殖やってるんだね。田庄の海苔(高級)はうんま~い。何というか歯触り、風味とも正に寿司用ですな。
今日は床屋に行ってスポーツクラブに行って、それから蒲田に出かけた。東急プラザの上のACTクリエーターズボックスで
ペンクリニックをやってるので、嫁が万年筆を調整して貰いたいと言うことだった。申し込みをしたら午後三時頃の予約を貰い、ラーメンでも食べようと
呉屋に行った。前に行ったのは一年以上前だけど、和食好きの嫁なら良いだろうと思ったのだ。嫁には醤油ラーメン、俺は塩ラーメン。嫁の醤油も少し食べたが、ちょっと味が変わってるような。前は今は無き相模屋によく似たラーメンだったが、より鰹の風味が立っている。塩も美味しい。繁盛してるのも良く分かる真面目な味であります。
その後ぶらぶら散歩して京急蒲田に通ずるアーケード、アストを歩いたり。安いお菓子屋を見つけて嫁は大喜び。調子に乗って大量にお菓子を買い込む。その後ケーキ屋を発見。
chez麻里おと言う店で、前はフランス料理屋もやっていたらしい。お菓子は非常に見た目がよい。イチジクのタルトと”蒲田ロール”というロールケーキを買って帰る。食べたら甘さ控えめで大変美味しかった。
ペンクリニックでは嫁のセーラー・プロフィット21銀長刀研ぎを調整して貰った。万年筆ではとても有名なペンドクター、長原宣義さん直々に調整して貰ってアドバイスも貰ったようだ。おめでとう。武蔵新田の駅前で焼き鳥を買って帰る。店頭で客がいきなり無言で焼き鳥を取って食べ出すのが何とも。無言でお金を置いて去ってゆく。むむむ。
紅葉終わりの那須
週末は那須高原に行ってきた。那須塩原駅でレンタカーを借りてドライブしてきたのだが、思いの外快適だった。那須高原は紅葉も最後の時期を迎えており、もうすぐ全て落葉する季節だ。ちょっと標高の高い方に行くと落葉していた。ホテルからの眺めも素晴らしく、道路が空いているのも実に良い。日光のいろは坂で渋滞は全く遠慮したい。那須では殆どストレス無く走ることが出来た。
ホテルから茶臼岳方向を望んだところ。

今回は南が丘牧場と千本松牧場に行ったが、千本松牧場は規模が大きいなあ。ロッジに温泉もある。那須サファリパークも行ってみた。動物好きの嫁は大喜び。キリンや象に餌をやれるのは確かに面白いよな。ま、えさ代が一袋1,000円というのは高いがね。ほっとくともう一袋買いそうだったのをなんとか制止した。
南が丘牧場でも思ったが、馬はでかすぎて困るがロバなら飼ってみたいと思った。でも日本には200頭ぐらいしかロバはいないそうな。中国にはいっぱいいるらしい。うーん、いつか飼いたいのう。それはともかく楽しい旅行でありました。
小坪の
椿丸でカワハギ釣りに行ってきた。朝は風もあって寒かったが、日中になるにつれ風も止み暖かくなった。とは言えフリースだけではやはり寒かったかも。あちこち釣り場を変えてポイントを探したものの、釣果は渋い。江ノ島近くまで行った。俺も久しぶりのカワハギ釣りで、すっかり釣り方を忘れていた。初めの方は全く掛からず。そのうちに釣り方を思い出し、復調する。
カワハギの微妙なアタリを取るなんぞは端から諦めている。前にイナダ釣りの時、コマセを詰め替えてるときに、海面を漂うオキアミの付け餌をウスバハギが囓っているところを見たことがある。奴らは全くハリスを動かさずオキアミを囓っていた。そう言うことが出来るので、30号のオモリを付けた仕掛けなんぞ動くはずがない。と言うわけで、オモリ着底後に1メートル分竿先を下げて、仕掛けを底に這わせ、1,2,3でビシッと竿先を上げて空アワセする。これの繰り返し。底に這ったアサリのむき身をカワハギが囓ったところで、鋭くアワセて口に掛ける作戦だ。風情も何もないがリアリズムの釣りといえよう。外道でベラ、ネンブツダイ、キタマクラ、スズメダイなどが掛かる。まだ水温が高く、オモリが生暖かい。やはり海中の温度は地上の二月遅れです。
ま、これで中サイズ5枚と最後に刺身サイズ1枚を上げたので良しとしよう。二人で食べる分には十分。刺身サイズは薄造りにして肝和えで頂きました。巻機の大吟醸秘酒を飲みながら食べると、うんまい。これは酒の肴に最高だなあ。ふぐより美味いよ~。肝が食べられる分だけふぐより上なのだ。残り5枚は鍋にしました。これも美味いであります。食べきれなかったのがちともったいない。
釣りとしては物足りなかったけど、おかずとしては最高ですね。
この一週間で二回もクラシックのコンサートに行ってきた。まあ、嫁の趣味なんだが非常に興味深かった。どっちも大田区のホールで、まずは下丸子の区民プラザでやった、大田フィルハーモニー管弦楽団。これは嫁がベートーベンの第五を好きなので行くことにしたのだ。家から歩いていけるところで、500人以上入れるホールがあるのはなかなか良いことだ。入場料は千円。70歳以上の高齢者は無料と言うことで、聴衆の年齢層が高い。第二回定期演奏会とのことで、うーむクラシックにはまるで疎いのだが、なんて言うか音の消え方が汚いのは良く分かった。まあアマチュアだし。でも頑張って欲しい。区民プラザに来たらまた聞くかも。近いし。
そしてこの間の金曜日の夜が、
ハッピーバースデー アマデウスとタイトルされたモーツアルト生誕250周年の企画物。高嶋ちさ子が出演するはずだったのが、出産を控えて自重とのこと。でもとっても面白かった。声優二人がモーツァルトを演じて、誰でもモーツァルトの生涯を簡単におさらいでき、音楽についても学ぶことが出来る。しかし何より音がよい。これも五日前に前述のオケを聞いたから分かったことでもある。メンバーはとても若いけど腕っこきであることは私でも分かった。
横浜シンフォニエッタのメンバーは流石にプロである。何より音がよい!音の出方、消え方がきれいである。大田区民ホールアプリコの音がよいのかもしれないが、確実に奏者の技量だろう。高嶋ちさ子の代役で演奏した矢部達哉さんのヴァイオリンもとても良かった。生音で聞ける良さがクラシックにはあるなあ。オーディオファンとしてはクラシックに近づけるチャンスを貰った感じである。まあモーツァルトの音楽が好きかどうかはまた別の話だけど。
昨日は雨の中お台場へ。嫁さんの父方親戚にご挨拶。皆さん良い方で楽しかった。広島弁と名古屋弁で会話が飛び交うのが面白かった。兄弟とはいえ長くそれぞれの地方で暮らすと方言が変わるのねえ。どちらの言葉も馴染みがあるので楽しいです。
今日は久々のスポーツクラブ。記録を見ると10月は一度も来ていない。何かとイベントがあって忙しかったものなあ。これからも当分いろいろイベント続きで、年内に何回来られるかなあ。自転車に乗ると寒さを感じる季節になりました。
スポーツクラブに行きがてら、近所の熊本ラーメンを食べようと思ったらなんと臨時休業。しょうがないので蒲田に行って、新しくできていた「道楽」に行ってきた。キャベツラーメンに味付け半熟玉子をトッピングした。スープは家系の豚骨醤油っぽい。麺は大橋製麺の中太麺で、ここは家系と違う。茹でキャベツにはなんかタレがかかっている。化学調味料の後味が残るのはちょっといただけない。円満家の後釜に、ってわけにはいかないか。この程度でもチェーン展開するんだなあ。
いろいろと
投稿を準備していたのだが、忙しくておろそかになっていた。纏めてここで書きます。
自由が丘に先週行ってきた。お菓子屋やら妻の洋服&靴を買ったり、新しくできたトレインチとか行ったりしていた。靴は
FOLKLOREとかで買ったのだ。嫁さんは履きやすいと喜んでいた。男の靴に比べたら安いもんだなあ~、とか思っていた。トレインチは絵本作家の山田詩子さんの紅茶専門店「カレル・チャペック」があったりした。私は彼女を知らないのですが、嫁さんの妹がファンらしい。カレル・チャペックと言えば山椒魚戦争とかロボットという言葉を作ったとかが有名な作家ですが、私が読んだのは「園芸家12ヶ月」であります。大好きでした。
パン屋のブランジェ浅野屋とかも行ってパンを買いました。自由が丘はなかなか良いところですね。
この三連休では目黒の自然教育園に行ってきました。開園記念日で入場料はただ。紅葉はしてなかったし、水鳥はいなかったけどまあいいか。都会の中の自然を味わって参りました。